“ちょうどいい距離”で暮らすという選択──家は別でも、家族はそばに

「同居するのはちょっと大変そう。でも、まったく離れてしまうのも不安で…」

そんなふうに感じる方は、実は少なくないかもしれません。
親との距離感や、家族同士の関わり方って、正解があるようでないものです。

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“同じ家じゃない”という選び方

わたしの知人家族は、実家のすぐ近くに住んでいます。
いわゆる完全な同居ではないけれど、毎日のように行き来がある暮らし。

共働きのご夫婦で、子どもが学校から帰ってくるのは実家。
放課後の時間を実家で過ごして、夕方には親のどちらかが迎えに来て連れて帰るという流れ。

食材の買い出しや病院の付き添いなども、親世帯を自然にサポートする形で、
“半二世帯同居”のようなスタイルになっています。

それぞれの家、それぞれのペース

もちろん、距離が近いぶん、ちょっとしたすれ違いが生まれることもあります。
でも、「別々の家だからこそ、無理しすぎずに助け合える」と言っていました。

買い出しは2軒分まとめて済ませてしまう。
多めにつくったおかずを交換することもあれば、
そのまま一緒に夕食を囲む日もあるそうです。

家は別でも、暮らしの中で自然に重なり合う場面があって、
それが家族にとってはちょうどいい距離感になっているのかもしれません。

そばにいることの、目に見えない安心

最近では、「実家の敷地に建てる」「近くに住む」という形も、ひとつの住まいの選択肢として見直されつつあります。

同居と違って生活スタイルは別々だけど、
困ったときにすぐ頼れる、という安心感はとても大きなものです。

リジッカとしては、そんな「集まりすぎない、でも離れすぎない」
家族のかたちも、大切にしていきたいなと思っています。


家族とどう関わって暮らすかは、人それぞれ違って当然です。
それでも、「そばにいるって、やっぱりありがたい」──そんな瞬間があるなら、
その暮らしはきっと、うまくいっているのだと思います。

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