「もったいない」の正体。
空き家と住宅ローンの歪みについて。
はじめまして。Re:実家(リジッカ)代表の小林 誠です。
私がこの「実家再生」という活動を始めたきっかけは、建築の仕事を通じて感じた、ある「社会の歪み(ひずみ)」への違和感でした。
片方には、実家の扱いに困り、「負の遺産」として悩みながら管理や処分を考えている親世代の方がいます。
もう片方には、マイホームのために土地を探し、高騰する建築費と35年の住宅ローンに不安を抱えている子世代・孫世代の方がいます。
「ここを繋げば、みんな幸せになれるのに」
実家は、磨けば光る「資産」です。
若者たちが喉から手が出るほど欲しがっている「広さ」や「環境」が、そこには既にあります。
このすれ違いを解消し、既存の建物を活かして豊かな暮らしをつくるお手伝いがしたい。それがリジッカの原点です。
「古い家」を「ヴィンテージ」に変える技術
「想い」だけで古い家には住めません。
築年数が経った家には、耐震性や断熱性といった物理的な課題が必ずあります。
私はこれまで、一級建築士として多くの住宅診断(ホームインスペクション)やリノベーションに携わってきました。
その経験から、古い家の「どこを直せば安心できるか」「どこを残せば味になるか」を熟知しています。
- 住宅診断(インスペクション):
建物の健康状態を正確に把握し、無駄のない改修計画を立てます。 - 性能向上リノベ:
「寒さ」「暗さ」を解消し、新築同様の快適な数値まで性能を引き上げます。 - 資金計画とローン:
住宅ローンアドバイザーの視点で、複雑な親子間の資金計画やローン審査もサポートします。
孫が遊び回る実家を、もう一度。
実家を「誰かに売る」のも一つの方法です。
ですが、もし可能なら、ご家族の手で住み継いでほしいと願っています。
じいちゃん、ばあちゃんの家を、孫夫婦がリノベして住む。
お正月やお盆に、親戚一同が「懐かしいね」と集まれる場所が残り続ける。
そんな「一世代飛ばし」の継承が、今の時代に最も合った、賢くて温かい選択だと信じています。
建築と法律、そして家族の想い。絡まった糸を一つずつほぐすお手伝いをさせてください。
代表プロフィール
小林 誠(こばやし まこと)
一級建築士 / 住宅ローンアドバイザー
既存住宅状況調査技術者 / 福祉住環境コーディネーター2級
2010年頃よりホームインスペクション(住宅診断)に携わり、空き家問題の実情を肌で感じる。「壊して新築」が主流の業界において、「あるものを活かす」ことに価値を見出し、実家再生に特化した活動を展開。
現在は、設計・監理だけでなく、相続や資金計画を含めたトータルコーディネートを行っている。
運営・設計事務所
| 運営・設計 | 株式会社ハウステップ一級建築士事務所 |
| 代表者 | 取締役 小林 誠 |
| 事業内容 | 建築設計・監理 / リノベーション企画 / 住宅診断 / 相続・不動産コンサルティング |
