契約〜着工|いよいよ現場スタート

この記事でわかること
  • ① 契約書&支払いスケジュールで押さえる必須チェックポイント
  • ② 着工前10日間の近隣挨拶・届け出・保険など準備タス
  • ③ 変更が浮かんだ時の “即相談” ルールと工事を楽しむヒントー

ここまでのステップでプランと見積もりが固まり、いよいよ 工事請負契約 を交わすフェーズに入りました。着工はゴールではなく、新しい暮らしのスタートライン。期待と不安を抱えながら船出するあなたを、建築士が最後まで伴走します。


1. 契約は“設計図を現実にする握手”

  • 工事範囲・仕様…図面と同じか、記載漏れがないか
  • 工期と支払いスケジュール…銀行融資の実行日も確認
  • 変更・追加工事の手続き…合意方法と書面化のルール

建築士メモ
契約書に押印・印紙貼付がないと融資審査で差し戻されることがあります。細部を一緒にチェックしましょう。


2. 着工前の10日間チェックリスト

  1. 近隣挨拶…着工1週間前までに粗品を持参
  2. 仮住まい・荷物移動…スケジュールと費用を確定
  3. 役所・管理組合への届け出…道路使用許可や管理規約
  4. 工事保険・賠償保険…加入状況を確認
  5. 現場掲示・工程表…緊急連絡先と安全標識を貼付

3. 変更が浮かんだら “ダメもと精神” で即相談

契約後でも、現場の進行状況や部材の発注タイミングによっては 変更が間に合う ことがあります。思いついた瞬間にご連絡ください。

「もう遅いかも…」と遠慮するより、ダメもとで気持ちを伝えるのがベスト。可能な限り実現の方法を探ります。

建築士からエール
これからが本番。気づいたらすぐ相談――その早さが、後悔ゼロの工事につながります。一緒に頑張りましょう!


4. 着工初日の立ち会いポイント

  • 養生範囲と搬入動線の確認
  • 仮設トイレ・廃材置き場の位置
  • 毎週 or 隔週ミーティング日時の確定
  • 現況写真をスマホで撮影(損傷・追加対応のエビデンス)

5. 工事中を“物語”として楽しむアイデア

  • 週1で現場写真を撮影し、変化アルバムを作る
  • 養生ボードに家族のメッセージを書いて士気アップ
  • 完成したら“タイムカプセル手紙”を玄関框に封入(将来の自分へ)

こうした小さなイベントは、工事期間を“待ち時間”から家族のストーリーへ変えてくれます。


まとめ ― 今日の契約は “未来の暮らし” への片道切符

  • 契約書の内容&押印をダブルチェック
  • 近隣挨拶と届け出でトラブルを未然に防ぐ
  • 変更したくなったら即相談! ダメもと精神で
  • 工事期間を“家族の物語づくり”として楽しもう
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