STEP 7|契約〜着工
準備万端で工事へ。近隣対応もお忘れなく
この記事でわかること
- ① 契約書&支払いスケジュールで押さえる必須チェックポイント
- ② 着工前10日間の近隣挨拶・届け出・保険など準備タス
- ③ 変更が浮かんだ時の “即相談” ルールと工事を楽しむヒントー
ここまでのステップでプランと見積もりが固まり、いよいよ 工事請負契約 を交わすフェーズに入りました。着工はゴールではなく、新しい暮らしのスタートライン。期待と不安を抱えながら船出するあなたを、建築士が最後まで伴走します。
1. 契約は“設計図を現実にする握手”
- 工事範囲・仕様…図面と同じか、記載漏れがないか
- 工期と支払いスケジュール…銀行融資の実行日も確認
- 変更・追加工事の手続き…合意方法と書面化のルール
建築士メモ
契約書に押印・印紙貼付がないと融資審査で差し戻されることがあります。細部を一緒にチェックしましょう。
2. 着工前の10日間チェックリスト
- 近隣挨拶…着工1週間前までに粗品を持参
- 仮住まい・荷物移動…スケジュールと費用を確定
- 役所・管理組合への届け出…道路使用許可や管理規約
- 工事保険・賠償保険…加入状況を確認
- 現場掲示・工程表…緊急連絡先と安全標識を貼付
3. 変更が浮かんだら “ダメもと精神” で即相談
契約後でも、現場の進行状況や部材の発注タイミングによっては 変更が間に合う ことがあります。思いついた瞬間にご連絡ください。
「もう遅いかも…」と遠慮するより、ダメもとで気持ちを伝えるのがベスト。可能な限り実現の方法を探ります。
建築士からエール
これからが本番。気づいたらすぐ相談――その早さが、後悔ゼロの工事につながります。一緒に頑張りましょう!
4. 着工初日の立ち会いポイント
- 養生範囲と搬入動線の確認
- 仮設トイレ・廃材置き場の位置
- 毎週 or 隔週ミーティング日時の確定
- 現況写真をスマホで撮影(損傷・追加対応のエビデンス)
5. 工事中を“物語”として楽しむアイデア
- 週1で現場写真を撮影し、変化アルバムを作る
- 養生ボードに家族のメッセージを書いて士気アップ
- 完成したら“タイムカプセル手紙”を玄関框に封入(将来の自分へ)
こうした小さなイベントは、工事期間を“待ち時間”から家族のストーリーへ変えてくれます。
まとめ ― 今日の契約は “未来の暮らし” への片道切符
- 契約書の内容&押印をダブルチェック
- 近隣挨拶と届け出でトラブルを未然に防ぐ
- 変更したくなったら即相談! ダメもと精神で
- 工事期間を“家族の物語づくり”として楽しもう